株式会社テレビ東京
総務人事局総務部 参事
CSR推進委員会事務局長
高塚 有香様

御社の CSR について具体的な取組みを教えください。

テレビ東京は開局以来、「テレビ東京らしさ」を深く突き詰めていくまっすぐな姿勢を貫きながら、「経済・健全なエンターテインメント・アニメ」といった番組やコンテンツを作ることで、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献しています。

チャリティ活動や環境への配慮などにも取り組んでいますが、最も活発に行っているのは、次世代育成のためのキャリア教育活動です。 校外学習や出前授業、職業講話の講師派遣のほか、3,000人もの中高生や大学生が参加する外部団体の次世代育成プログラムにも協賛し、社員が積極的かつ誠実に参加していることで大変高い評価を得ています。

ナナナは児童・生徒のみなさんが親しみやすいキャラクターですね。

ナナナはテレビ東京50周年を機に誕生したテレビ東京のキャラクターで、バナナ社員として活躍しています。ナナナが登場することで場が盛り上がるきっかけにもなります。子どもたちが私たちのCSR活動に参加する時には、親しみやすいナナナが媒介となって社員と子どもたちとの壁を取っ払う役割を果たしているのかもしれません。

ナナナとバナナペーパーは相性がよく面白いですね。

私が初めてバナナペーパーを知ったのは、カワセ印刷さんの名刺をいただいた時です。ほんのりとクリーム色の和紙の風合いのある素材で、その美しさに魅かれました。そして森林を破壊せずに紙を作ることができ、バナナペーパーを作るという新しい仕事が生まれたことで貧困をなくすことにもつながるなどCSR的価値が高い点も素晴らしいと思い、とても興味を持ちました。

そんな中、テレビ東京が参加している「クエストエデュケーション」という次世代育成プログラムの中で、新潟県の高校生が「バナナは地球を救う」というタイトルで、環境にやさしい「バナナペーパー」とナナナのコラボレーションを提案してくれました。

この提案をヒントにして、バナナペーパーを使って何かできればと考えるようになり、CSR担当者と何度かブレストを行いました。

児童・生徒のみなさんにバナナペーパーの名刺を配っているとお聞きしました。
具体的にどのようなプログラムなのでしょうか?

テレビ東京では小学校5年生から高校生を対象にした校外学習を行っています。これは緊迫したニュースの生放送の現場をリアルに体験できる、とても魅力的なプログラムです。
報道記者が実際に使用している取材手帳を校外学習用にカスタマイズしたものを配布し、最後に生徒それぞれの名前を印字したバナナペーパー名刺をプレゼントしています。この校外学習は受け入れ人数も毎回8名以内とし、生徒ひとり一人と丁寧に向き合うようにしています。その内容が高く評価され、文部科学省が主催する「平成29年度青少年の体験活動推進企業表彰」において、大臣賞に次ぐ「審査委員会特別賞(大企業部門)」を受賞しました。

手帳の裏表紙には名刺が挟める切り込みが。名刺の裏にはナナナパペットを持つザンビアの人の写真と、バナナペーパーの意義や説明を記載。CSRについて考えるきっかけにもなっています。

ナナナとバナナペーパーがコラボレーションした事例は他にもありますか?

実は、バナナペーパーを初めて採用したのは、校外学習の記念プレゼントの名刺ではなく、社員手帳に挟む可愛いナナナ型の栞です。大事に使う製品に採用したいと思っていた中で「社員手帳」の見返し部分に「ナナナペーパー」を採用することを考えましたが、和紙のようにきめが粗い紙のため、糊付けがうまく行かず、苦肉の策でナナナ型の栞を挟むことにしました。裏表紙だとアピール力に欠ける面もあるので、結果として、可愛いナナナ型の栞にしてよかったと思っています。

社員手帳の裏表紙にもザンビアでの写真と解説が入っています。

社員のみなさんの反応はどうでしょうか?

社員手帳は必ず手に取って毎日使用するものなので、ナナナペーパーについての認識は深まったと思います。まずは、ナナナペーパーのことを認知してもらい、ひいてはCSR活動の社内浸透の一助にもなっていけばと思っています。

今後の展開について教えてください。

手帳と名刺に採用できたことだけでも大きなことだと思っています。バナナペーパーのコストが下がったら、ほかにも色々と展開していきたいです。 バナナペーパーが多くの企業で採用されたらコストが下がることにつながると思うので、今後広がっていくとよいですね!

株式会社テレビ東京 様
■Profile
1964年開局。「経済報道・健全なエンターテインメント・アニメ」を軸に独自性あふれる番組・コンテンツ作りを行っている。2016年11月に六本木に本社機能を移転し、「4K」などの最新技術も整え、地上放送とBS放送の充実に注力している。また、急速に広まるインターネットによる映像配信事業にも参入することで、テレビ東京グループはコンテンツ制作力を核とした最良・最強のメディア集合体を目指している。